ダウン症はエコーでわかる?妊娠13週目にわかる確率は?

ダウン症の子供が増えてきている理由は?

ここ数年、ダウン症を患っている子供が増えてきているって知っていましたか?

ダウン症の子供が産まれる割合は、10年前の約3倍とも言われているのですよね。
でも、一体どうして、ここ数年でダウン症の子供の割合が増えてきているのでしょうか?

・ 高齢出産による、卵子や精子の質の劣化が主な原因
・ 他にも、葉酸不足が挙げられる

ダウン症の赤ちゃんが産まれる割合が増えている理由に、高齢出産が挙げられます。
女性は、産まれる前のお腹の中にいるときに、一生分の卵子のもとがつくられるのですよね。

そのため、年齢を重ねれば重ねる程、卵子が老化し、質が悪くなってしまうのですよ!

質の悪い卵子は、染色体に異常を持っていたり、正常に細胞分裂が出来ないなどの異常を持ちます。
染色体異常が原因で発症するダウン症は、老化した卵子によって引き起こされるのですね。

高齢出産以外にも、ダウン症を発症するリスクを高めるのに、葉酸不足があります。

葉酸は、胎児の細胞分裂や脳の発達を正常に促し、成長をサポートする役割があります。
葉酸が不足すると、胎児の細胞分裂が上手く行われずに、先天異常を患うリスクが高まるのですよ。

近年は、インスタントやレトルト食品の普及によって、食生活が乱れている方が増えてきました。
葉酸は野菜に多く含まれているので、意識してしっかり摂るようにしましょう!

妊娠13週目のエコー検査でダウン症ってわかるの?

妊娠13週目といえば、赤ちゃんも人らしい姿になってきて、手足も生えてくるころですよね。

臓器やからだの基礎はほぼ出来上がっているので、ダウン症の検査もしやすくなる時期です。
妊娠13週目のエコー検査で、お腹の子がダウン症かどうか判断はつくのでしょうか?

・ 心臓の動きや形を見る
・ 手足の長さを見る
・ 100%断定はできない

ダウン症の胎児の特徴に、心臓の動きや形が違う、手足が短い、などがあります。

妊娠13週頃になると、心臓も4つの部屋に分かれているので、エコー検査でわかりやすくなります。
心拍数が異常に多い、心臓の壁が薄い、などがあると、ダウン症の疑いがあるのですよ。

また、手足の長さが極端に短い場合も、ダウン症の恐れがあり、1つの判断基準になります。

しかし、判断しやすい週数であっても、ダウン症だと100%断言することは難しいのですよね。
ダウン症の疑いがあると言われていても、実際産まれたら健康児だった、というケースもあります。

エコー検査で100%わかる確率は低いですが、おおよその判断を知るために検査を受けるのも良いですね。

NT検査って何?

お腹の赤ちゃんがダウン症かどうか判断する検査のひとつに、NT検査があるのですよね。

聞き慣れない言葉なので、どんな検査なのか、不安になってしまう方もいると思います。
ダウン症の検査として一般的なNT検査とはどんなものなのか、調べてみました。

・ Nuchal Translucencyの略
・ 首の後ろにある浮腫のこと
・ 浮腫の厚さが3mm以上でダウン症の疑いがある

NTとは、Nuchal Translucencyのことで、首の後ろに出る浮腫のことを言います。

妊娠12〜13週目頃にこの浮腫をチェックすることで、ダウン症かどうか判断します。
この時期に、NTの厚さが3mm以上ある場合は、ダウン症の疑いが強いと言われているのですよね。

このNTは、循環器不全の疑いが強くなるとでる症状なので、ダウン症の判断基準のひとつになります。

NT検査は、エコー検査で出来るものなので、からだに負担がかからない検査方法です。

ダウン症かどうか知りたいと思っている方は、NT検査についてお医者さんに聞いてみましょう。

NT検査以外の検査方法は何がある?

お腹の子がダウン症かどうか知るための検査には、NT以外にも色々あるのですよね。

今後どうするか決めるためにも、ダウン症の疑いは晴らしておきたいという方も多いと思います。
ダウン症かどうか知るための検査には、NT以外にどんな検査があるのでしょうか?

・ 羊水検査や血清マーカー検査がある
・ ほかにも絨毛検査や新型出生診断など

ダウン症かどうか判断するための検査には、羊水検査や血清マーカー検査が挙げられます。

羊水検査は、ママのお腹に針を刺して羊水を採取し、それを調べて胎児の異常を調べます。
検査結果が出るまでに約2週間かかり、また、流産の危険性などのリスクを伴います。

血清マーカー検査は、ママの血液を採取して胎児に異常があるかどうか調べる方法です。
採血だけで済むので、NT検査と同じで、からだに負担がそれほどかからない方法です。

ほかにも、絨毛を採取してそれを調べる絨毛検査や、新型出生診断などがあります。
これらの検査は、実施していない病院も多いので、お医者さんに確認する事が大切です。

結果がどうあれ、100%断言することの出来ない病気なので、あまり重く考えないで下さいね。