市販の頭痛薬はNG?!妊娠八週目の薬の服用リスクについて

妊娠8週目、赤ちゃんの発育はどの段階にある?

まだお腹の目立たない妊娠8週目は、赤ちゃんの成長もあまりしていないように思いますよね。

でも、実際は赤ちゃんの成長は急激に進んでいて、ママの想像を遥かに超えるほど成長しているのですよ。
妊娠8週目のころの赤ちゃんは、どのくらい成長しているのか、しらべてみました。

  • 大きさは13〜18mm前後
  • 臓器の基礎はほぼ完成していて、心臓もしっかり動く
  • 手足や指、鼻や口などのパーツが形成される

妊娠8週目の赤ちゃんは、大きさは13〜18mm前後で、重さは約1〜3g程度です。

まだまだ小さい赤ちゃんですが、それでも脳や心臓、肺や肝臓などの臓器は完成しているのですよ!
心臓もしっかりと動くようになり、血液の循環も始まり、さらに成長が加速します。

妊娠8週目は、手足や指などの末端の器官が形成されるようになり、より人らしい姿に近づきます。
手足が出来ることで、胎児はお腹の中でピョコピョコと元気に動くようになるのですよ!

しかし、まだ小さいので、ママが胎動を感じるのはもう少し先のことになります。

ほかにも、鼻や口、目や耳などの、顔のパーツが形成されますが、まだ機能はしていません。
でも、この頃から赤ちゃんに話しかけてあげると、妊娠の実感も湧いて、赤ちゃんにも刺激になります。

ママの体から栄養補給するようになるので、口にするものには充分に気をつけましょう!

市販の頭痛薬は飲んでも問題はない?

妊娠中は、免疫力が低下するので、何かと体調不良におちいりやすいのですよね。

免疫力の低下によって、風邪をひきやすくなった、というママも多いのではないでしょうか。
ツライ風邪の症状をすぐにでも和らげられる、市販の頭痛薬は使用しても問題はないのでしょうか?

  • 自己判断で薬を服用することは避けよう
  • お腹の赤ちゃんに悪影響になる
  • どうして薬は赤ちゃんに良くないの?

妊娠中は、自己判断で、ドラッグストアにある市販の頭痛薬は飲まないようにしましょう!

処方されたものではない、市販の薬には、赤ちゃんにとって悪影響になるものもあるのですよ。

お腹の赤ちゃんは、薬の成分を分解する臓器が未発達なので、成分が体内に溜まります。
薬の服用を続けることで、どんどん胎児の体に薬が溜まり、成長の妨げになる恐れがあります。

正しく処方されたもの以外の薬を服用することで、胎児に先天異常が出るリスクがあるのですよ!

妊娠週数に関係なく、胎児に悪影響が出ることがあるので、市販薬の服用は避けましょうね。

特に避けた方が良い成分はどんなもの?

それでも、病院に行く暇が無い方は、つい市販薬を服用してしまうことってあると思います。

市販薬のなかでも、赤ちゃんに問題は無いものもあると言われているので、参考にしてみて下さい。

  • アセチルサリチル酸(アスピリン)は避けよう
  • この成分を摂り過ぎると、奇形などを発症する

妊娠中は、胎児への悪影響も考えて、服用する薬は飲む前によく考える必要があります。
薬の中には、「妊娠中は服用しないこと」と明記されているものもあるほどなのですよね。

たくさんの種類がある頭痛薬の中で、特に妊娠中に避けたい成分はどんなものなのでしょうか?

それは、アセチルサリチル酸と呼ばれる、いわゆるアスピリンの成分が配合されたものです。

アスピリンを妊娠中、とくに妊娠初期に大量摂取することで、胎児が奇形になるリスクが高まります。
胎児の臓器や神経の基礎が発達する妊娠7週目までだと、先天性疾患の危険性もあるのですよ!

アスピリンを主成分とする頭痛薬には、バファリンAや、ケロリンなどの薬があります。

これらの頭痛薬は、妊娠中は絶対に服用しないで、ほかのものを選ぶようにしましょう。

お医者さんに処方してもらう薬が一番安心出来る

「軽い風邪だし」と、病院を受診せずに自然治癒に任せようと思う妊婦さんも多いと思います。

でも、妊娠中の風邪などは、引きやすく、そして悪化しやすいと言われているのですよね。
妊娠中の病気トラブルは、自分でなんとかしようとせずに、専門の機関を尋ねるのが一番ですよ。

  • 病院でしっかり診察してもらおう
  • 病気が悪化すると母体にも赤ちゃんにも負担がかかる
  • 処方される薬は、赤ちゃんやママに影響のないものなので安心

「熱も大したことないし」と、妊娠中にひいてしまった風邪は放置せず、すぐに病院へ行きましょう!
出来れば、内科ではなく、かかりつけの産婦人科を受診するのが一番良いですよ。

お腹の赤ちゃんのこともよく知っている先生なら、赤ちゃんに負担にならない治療をしてくれますよ。

妊娠中は、風邪が重症化しやすいので、放置すると高熱が続く危険性もあるのですよね。
40度以上の熱が続くと、羊水温度も高くなって、赤ちゃんにも負担がかかってしまいます。

病院で処方される薬なら、ママや赤ちゃんに影響のないものを出してもらえますよ!
赤ちゃんに悪影響にならないので、安全に服用することが出来て、安心出来ますよね。

単なる風邪だから、と様子見はせずに、少しでも体調に異変を感じたら病院を受診しましょう!