高熱は赤ちゃんにどんな影響がある?妊娠四週目の熱について

妊娠したらからだにどんな変化が起こる?

妊娠すると、少しずつママの体は赤ちゃんを育てるために変化していくのですよね。

体調が悪くなる場合もあり、それで「妊娠したかも?」と疑う方も多いのではないでしょうか。
妊娠すると、ママのからだにどんな変化が起こるのか、現れる症状をしらべてみました。

・ 熱っぽくなる
・ 胸が張る、痛くなる
・ 眠気や倦怠感など
・ 下腹部がチクチク痛むことがある

妊娠すると、プロゲステロンという黄体ホルモンが活発に分泌されるようになります。
このホルモンの影響で、ママのからだはいつもより少し体温が高い状態が続きます。

「風邪を引いているわけでもないのに熱っぽい」と思う方は、妊娠を疑ってみると良いですよ。

また、産後赤ちゃんを育てるための母乳をつくる乳腺組織や、母乳が通る乳管が発達します。
その発達により、胸が張ったり、チクチクと痛みが出ることがあるのですよ!

ほかにも、プロゲステロンは眠気や倦怠感を誘発するので、日中でも眠くなることが多いです。

妊娠初期の症状は、月経前症候群の症状と似ているので、見逃してしまう方も多いと思います。
薬局で購入できる妊娠検査薬の陽性が出始めるのは、妊娠4週目頃から、と言われています。

生理予定日が過ぎたのに熱っぽさやだるさがある方は、一度検査してみると良いですよ!

高熱が出てしまった。赤ちゃんに影響はある?

妊娠がわかった4週目頃に、体調不良を起こすと赤ちゃんに影響がありそうで怖いですよね。

特に、発熱すると、「赤ちゃんの成長の妨げになるのでは?」と不安になる方も多いと思います。
妊娠初期の高熱は、赤ちゃんに影響をおよぼすことがあるのか、調べてみました。

・ 38度を超える熱が続く場合は注意
・ 感染症の場合、赤ちゃんに影響を及ぼすことがある

女性の体温は、生理周期によって上がったり下がったりするので、一定ではありません。
基礎体温の影響により、37度くらいまでの体温なら、特に問題はないと言われています。

しかし、38度を超える高熱には赤ちゃんに影響が出る恐れがあるので注意が必要です。

38度以上の熱は、感染症にかかっている可能性が高く、感染症は赤ちゃんにも良くないのですよ!

特に、インフルエンザ、風疹、水疱瘡などの発熱を伴う感染症は赤ちゃんに影響を及ぼす恐れがあります。
インフルエンザは、お腹の赤ちゃんに直接影響するわけではありませんが、ママの体は弱りますよね。

そのせいで、食欲が落ちて食事が取れず、赤ちゃんが栄養不足に陥ってしまうことがあります。

風疹は、心臓の奇形や、耳の聞こえが悪くなる、白内障などの先天異常を引き起こす恐れがあります。
また、水疱瘡は、妊娠8〜20週目に感染すると先天性水疱瘡症候群になる恐れがあります。

先天性水疱瘡症候群は、未熟児や四肢の形成不全などの症状を引き起こす病気なのですよ。

高熱を出すと必ずしも赤ちゃんに影響が出るわけではないので、悩みすぎないでくださいね。
妊娠中にかかるとこわい感染症含め、風邪など引かないように予防することが大切ですよ!

感染症を防ぐ方法は?

日常生活にちょっとした変化をくわえるだけで、感染症にかかるリスクは減らせるのですよ!

お腹の赤ちゃんを守るためにも、出来ることは出来る範囲でやっていきたいですよね。
感染症などの病気を防ぐために、どんなことに気をつけたら良いのか、調べてみました。

・ 手洗いうがいを徹底する
・ 人ごみを避け、出かけるときはマスクを着用する
・ 部屋を加湿する

まずは、外出先から帰ったら、石けんを使って手洗いうがいをすることを徹底しましょう!
大人になると、ついつい忘れてしまいがちですが、これで感染症のリスクはかなり下がります。

石けんをしっかり泡立てて、指の先や爪の中まで洗い、うがいも喉の奥を洗う感じにしましょう。

そして、人からうつされるのを防ぐために、人ごみは出来るだけ避けるようにしましょう。
どうしても出かけないといけない時は、マスクを着用し、ウイルスが侵入しないようにしましょうね。

部屋が乾燥していると、ウイルスの活動も活発になるので、加湿をしっかり行いましょう!
濡れたタオルを数枚干すだけでも加湿効果は得られるので、是非やってみてくださいね。

発熱したら、すぐにかかりつけのお医者さんへ

発熱したら、すぐおさまるだろうと思って、市販の風邪薬などで様子を見ていませんか?

「病院に行く時間がないし」と、面倒になって病院を受診しない方も多いと思います。
けど、妊娠中は、ママだけでなくお腹の赤ちゃんのことも考えて、すぐに病院へ行きましょう!

・ 市販薬で赤ちゃんに悪影響を及ぼすことも
・ 何かあったらすぐに産婦人科へ

熱っぽい、と思ったら、市販の風邪薬などで、様子を見る方も多いと思います。
わざわざ病院に行くのも面倒ですし、別の病気をうつされてしまったら嫌ですよね。

でも、妊娠中は自己判断で市販薬を服用することは出来るだけ避けたほうが良いのですよ!

市販の風邪薬でも、強力なものは、赤ちゃんの成長の妨げになってしまう恐れがあります。

妊娠初期は、流産もしやすいので、何かあったらすぐにかかりつけのお医者さんに相談しましょう。
病院で処方してもらう薬は、赤ちゃんにも影響の出にくいものなので安心して服用できますよ。

自分のからだと、赤ちゃんを守るためにも、何かあったら病院に行くようにしましょうね。