妊娠の陽性反応が出るのはいつ頃？
妊娠したかどうかを調べるのには、まずは市販の妊娠検査薬を使用する方って多いですよね。
自宅で５分もあれば出来ちゃうので、手軽に検査できるというメリットから使用者が多いです。
しかし、市販の検査薬は、陽性反応が出るようになるまで、ある程度の期間が必要なのですよね。
市販の妊娠検査薬を使って調べる場合、陽性反応が出るのはいつ頃からなのか、調べてみました。
・ 生理予定日の１週間後くらいから陽性反応が出る
・ 妊娠すると分泌されるホルモンの量で判別する
一般的に、市販の妊娠検査薬で陽性反応が出始めるのは、生理予定日の一週間後くらいからと言われています。
早く妊娠しているかどうか知りたくて、生理予定日前に検査してしまう方もいると思います。
でも、検査薬の使用が早過ぎると、妊娠していても、陽性反応が出ないことがあるのですよ！
妊娠検査薬は、妊娠すると分泌されるhCGホルモンに反応して陽性反応が出る仕組みです。
さらに、hCGホルモンが尿中レベル50mlU/ml以上含まれていないと反応しません。
hCGホルモンが、陽性反応が出るまで分泌されるまでには生理予定日から約一週間かかると言われています。
そのため、妊娠検査薬を使用するのは、生理予定日の約１週間後からにしましょう！
病院に行ったけど、「見えない」と言われた
妊娠の陽性反応が出たら、赤ちゃんの姿を早く見たくて産婦人科に駆け込む方もいると思います。
産婦人科では、エコー検査や内診をしてもらえるので、赤ちゃんの姿を確認することが出来ます。
でも、せっかく産婦人科を受診したのに、「見えないからまた来て」と言われた方はいませんか？
どうして、陽性反応が出たのに、それが確認出来ないということがあるのでしょうか？
・ 妊娠４週〜６週頃に見えるのは赤ちゃんが入った袋だけ
・ 人によっては妊娠４週目では確認できないことがある
妊娠初期は、お腹の赤ちゃんは胎児ではなく、胎芽と呼ばれていて、大きさは0.2mm~3mm程度です。
まだからだが全く出来ていないので、円盤のような形をしていて、胎のうという袋に包まれています。
妊娠初期のエコー検査では、この胎のうが確認できたら、妊娠していると判断されるのですよね。
しかし、この胎のうは、妊娠４週目頃ではまだ未完成のことが多く、検査で確認出来ない場合があります。
せっかく病院に行ったのに、「胎のうが見えないから１〜２週間後に来て」と言われることもあるのですよ！
胎のうが確認出来ないからとガッカリせず、妊娠６週目ころになるまで辛抱強く待ちましょう。
いつからエコーで見えるようになる？
妊娠といえば、白黒のエコー写真が、赤ちゃんの成長を確認するためのツールですよね。
はやく赤ちゃんを見たくて病院に検査しに行ったのに、「見えない」と言われた方も多いと思います。
赤ちゃんを病院のエコー検査で確認できるようになるのは、いつ頃なのでしょうか？
・ 妊娠５〜６週目になると、赤ちゃんの心臓が動き出す
・ エコー検査でしっかり確認できるようになる
妊娠第４週の終わりころから、赤ちゃんの心臓の元となる、心臓管という管が形成され始めます。
妊娠第５〜６週目にはいると、この管がぴょこぴょこと動き始め、血液の循環が始まります。
このころになると、エコー検査でもしっかりと赤ちゃんの心臓の動きが確認できるようになります。
なので、ほとんどのお医者さんは、妊娠第５〜６週目に妊娠しているかどうか判別するのですよ。
また、妊娠４週目の終わり頃から、赤ちゃんのからだや臓器、神経などの基礎がつくられ始めます。
活発に細胞分裂が行われているので、エコー検査するたびに、成長した赤ちゃんを見ることが出来ますよ！
まだ見えなくても、心配しないで心にゆとりを持とう
「まだ見えない」とお医者さんに言われて、不安な日々を過ごしている方も多いのではないでしょうか。
「もしかしたら妊娠していないのかも」と、市販の検査薬を毎日使用する方もいると思います。
毎日不安に押しつぶされそうになってしまうと思いますが、あまり思い詰めないで下さいね。
・ 心配がストレスになり、赤ちゃんに悪影響になることも
・ 妊娠初期の週数は、最終生理開始日から導き出した目安にしかすぎない
妊娠しているかしていないかハッキリせずに、モヤモヤした日々を過ごす方も多いと思います。
でも、あまり思い詰め過ぎると、それがストレスとなって、赤ちゃんにも良くありませんよ。
ストレスが原因で、血流が悪くなり、赤ちゃんに血液が行き届きにくくなってしまう恐れがあります。
流産や切迫早産の危険性も出てくるので、心にゆとりを持つようにしましょうね。
妊娠初期の週数は、最終生理開始日から計算した、あくまで目安にすぎません。
実際に受精卵が着床した日とは違うので、赤ちゃんの成長が週数通りではないのですよ！
妊娠初期は、とにかくストレスを溜めないように、心に余裕を持って過ごすようにしましょう。