カタログギフトには有効期限がある?注意すべきチェックポイントとは?

カタログギフトの仕組み

カタログギフトは慶事、弔事の引き出物やお祝いのお返しなどで、よく使われる商品です。冊子には日用品や食べ物など幅広いアイテムが掲載されています。その中から受け取った人が好みのアイテムを選択して引き換えるというサービスです。

一番の利点は、ギフトを贈ろうと思った人が、相手のことを考えて商品選択に悩まなくて済むという事です。

通常の引き出物は、贈る相手の好みのものや苦手なものを把握する必要があります。そのため、相手のことを考え過ぎてしまい、大変時間がかかってしまうものです。特に職場の目上の人に渡す場合は、年代を考慮しなくてはなりません。きめ細かい気遣いが必要になります。

くわえて、価格がどれくらいなのか、金額がわかりづらい点もカタログギフトの大きな利点として挙げることができます。

通常の引き出物は、メーカーの名前などで金額がすぐにわかるケースが多いです。金額以外にも、相手の嗜好を知らずに贈ると、苦手なものだった、ということもあるでしょう。

相手に嫌な思いをさせないという点でも、カタログギフトは人気です。

有効期限はいつまで?

相手は好みのものを選択できるという利点がありますが、カタログギフトにはアイテムが交換できる有効期限があることを覚えておきましょう。

カタログギフトは専用の引き換え券を使って、郵送でアイテムを交換する場合が多いです。この引き換え券にも、一般的な商品券、サービス券にもあるような有効期限があります。つまり、カタログギフトには有効期限があるということを覚えておかなくてはいけないのです。

カタログギフトを作っている会社によって異なりますが、引き換え期限は3ヵ月〜1年程度に設定されています。意外と有効期限が短いのです。また、今度交換すればいいやと考えていると、いつの間にか有効期限が切れてしまっていたという話をよく耳にします。

カタログギフトを受け取ったら、まず引き換え期限は何日までなのかチェックすることをオススメします。期限が短いものも存在しますので、アイテム選択に時間を掛け過ぎないように注意が必要です。

もし、有効期限が切れたら?

気付いたら、有効期限を過ぎてしまっていたという方もいると思います。折角の贈り物なので、非常に残念な気持ちになってしまいます。それでは、カタログギフトの引き換え期限が過ぎてしまった時は、どうすればいいのでしょうか。

交換できなくなる。

他のサービス券などと同様に、基本的には引き換え期限が過ぎると利用できなくなります。

その背景としてあるのが「資金決済法」という法律です。「有効期限が切れた場合は無効になる」と定められています。そのため、期限が過ぎると引き換えができなくなります。

もう一点覚えておきたいのが、返金対応はしてくれないことです。引き換えていないのだから、代金を返してもらうべきなのではと思う方もいることでしょう。しかし、残念ながらこちらについても、法律で定められており、カタログギフトを作っている会社は返金をする義務がないため、対応してくれません。折角の贈り物です。無駄にしないように気を付けましょう。

引き換えされていないことが贈った人に通知される

カタログギフトを作っている会社によっては、有効期限が近づいていたり、過ぎていたりする贈り先をお知らせしてくれるサービスもあります。

このお知らせを受けて、残念な思いをする贈り主の方もいるかもしれません。折角の贈り物です。期限内にアイテムに引き換えるようにしましょう。

カタログギフトを作っている会社がアイテムを決めて届くこともある

カタログギフトの会社によっては、なにもアイテムを届けないということは忍びないということで、カタログギフト会社が選んだアイテムが届くこともあります。カタログギフト会社の配慮であるため、届いたらラッキーぐらいに考えておきましょう。

ちなみに、送られてくるアイテムは、日用品など、家庭でよく使う汎用性の高いアイテムが多いようです。いずれにしても、期限内に引き換えをすることが一番です。過度な期待は禁物です。

カタログギフトを贈った人がアイテムをもらう

多くないパターンですが、カタログギフトを贈った人が代わりに受け取るパターンもあります。贈り先が引き換えしなかった分を贈った人がカタログギフトに掲載されているアイテムを選択して受け取ることができます。お金は無駄にはなりませんが、こちらも送り主に残念な思いをさせてしまいます。カタログギフトを送った人の気持ちも考え、期限の管理は、しっかりしましょう。

期限が過ぎたときに覚えておきたいこと

カタログギフトの引き換え期限が過ぎてしまった時は、原則として、アイテムに引き換えることができなくなります。

ただ、期限が過ぎたとしても、サービスを受けることができる可能性があります。

一度、カタログギフトを作っている会社に問い合わせをしてみましょう。

会社によりますが、引き換え期限が過ぎていた場合でもアイテムを届けてくれることがあります。

期限が過ぎてしまったときの二つのポイント

引き換え期限が過ぎてしまった時に抑えておきたい2つのポイントがあります。

「あの時あーしておけばよかった」と後悔しないように、覚えておきましょう。

引き換え券を送ってもアイテムが届かないことが多い

期限が切れた引換券やはがきを連絡なしに送るのはやめましょう。

会社によっては、アイテムを送ってくれることがあるようですが、高い確率でアイテムは届きません。

まずは、相談してみましょう。

選択できるアイテムが少なくなる

期限が過ぎてしまったカタログギフトの場合でも、会社によっては、アイテムと交換してくれることがあります。

ただ、期限が大幅に過ぎている場合は、カタログギフトに掲載されているアイテムが廃盤になっていることも少なくありません。ほしいアイテムには交換できない場合があります。

カタログギフトは、期限内になるべく早く引き換えをするようにしましょう。

まとめ

カタログギフトには有効期限があります。期限は、3ヵ月〜1年です。カタログギフトをもらったらまず期限を確認するようにしましょう。

引き換えを後回しにするのは禁物です。好みのアイテムがもらえなかったり、最悪の場合、なにももらえなかったりします。

折角もらった贈り物です。贈ってくれた人のためにも、なるべく早めに引き換えをしましょう。