全体の流産で一番確率が多い初期流産の原因とは?
妊娠中に、赤ちゃんのことで一番心配になることといえば、流産が挙げられると思います。
特に、以前に流産を経験している方にとっては、「またなるのでは」と不安になりますよね。
流産のなかでも一番多いと言われている初期流産の原因はどんなものがあるのでしょうか?
- 妊娠15週までは初期流産に注意
- 初期流産は、胎児側に問題のある原因がほとんど
妊娠初期の、着床後から妊娠15週目までは、初期流産に注意しようと言われています。
とくに、妊娠8週目頃の、赤ちゃんの心拍が確認できるようになるまでは要注意なのですよね。
初期流産の原因は、染色体異常や先天性疾患など、胎児側に問題がある場合がほとんどです。
先天異常により、これ以上成長することが出来ずに、流れてしまうのですよね。
胎児の先天異常による流産は、予防することが出来ないので、なってしまったらツライですよね。
でも、気持ちを切り替えて、パートナーの方と一緒に、また前向きに頑張っていきましょう。
赤ちゃんの心拍確認で流産の可能性が下がる
妊娠初期といっても、特に妊娠8週目までは流産に注意しようと言われています。
赤ちゃんの流産の確率が下がるきっかけになるのは、どんなことがあるのでしょうか?
- 心拍確認で流産のリスクが減る
- 15%から5%まで下がると言われている
妊娠8週目になると、赤ちゃんの心臓が動きだし、心拍が確認できるようになります。
心拍が確認されることで、赤ちゃんの成長が正常に進んでいる、と判断されるのですよね。
そのため、初期流産のリスクがぐっと下がる、という統計データがあるのですよ!
赤ちゃんの心拍が確認できることで、流産の危険性が15%から5%まで下がると言われています。
確率はかなり低くなりますが、決して0%になるわけではないので、注意しましょうね。
流産の心配をしなくても良くなるのはいつ頃?
心拍が確認できても、妊娠週数が浅いうちは、初期流産に注意しなくてはいけません。
「運動したいけど、もし流産したら」と怖くて動けない方もいるのではないかと思います。
いつになったら、流産の心配をしなくても済むようになるのか、しらべてみました。
- 心拍確認後でも流産の恐れがある
- 安心できるようになるのは、妊娠3ヶ月くらいから
流産の確率が低くなる、と言っても、胎児の心拍確認後に流産する恐れがあるのですよね。
実際に、心拍の確認が出来て、安心した途端に流産してしまった、という方もいるのですよ。
統計数字だけで判断せずに、自分は流産の確率の5%かもしれない、と気にかけてくださいね。
では、初期流産の心配からひとまず離れられる時期って、いつ頃なのでしょうか?
妊娠12週目になる、妊娠3ヶ月ころから、流産の心配をしなくても良くなるのですよ!
この頃になると、お腹の赤ちゃんの成長が進み、自身の生命力が身に付いてきます。
生命力がつくにつれて、流産のリスクも低くなり、安定期に入ると心配いらなくなるのですよ。
妊娠12週目以降の流産は、ママ側に原因があるものもあるので、過ごし方に注意して下さいね。
安定期に入ったら、からだを動かすようにして、妊娠高血圧や糖尿、肥満などに注意してください。
出血や腹痛があったらすぐに病院へ!
初期流産の兆候や、症状には一体どんなものがあるのか、知っておきたいですよね。
もしからだにその異変が起きたときは、すぐに病院を受診して調べてもらうと良いですよ。
初期流産の恐れのある兆候や症状には、一体どんなものがあるのか、しらべてみました。
- つわりが急になくなるのは危険
- 激しい腹痛は要注意
- 出血が続いたらすぐに病院へ
それまで、ご飯の匂いを嗅ぐだけでダウンしていた程のつわりが急になくなるのは要注意です。
妊娠初期症状であるつわりが無くなるということは、赤ちゃんの成長が止まっている可能性があります。
実際に、つわりが急に無くなったので流産に気づいた、という方が多いのですよね。
他にも、うずくまってしまう程の痛みがある腹痛や腰痛が起きたらすぐに病院へ行きましょう。
流産を経験した方のほとんどが腹痛がしたと言っているので、よくある症状のひとつなのですね。
ほかにも、少量の出血が続いたり、大量の出血がある場合もすぐに病院を受診して下さいね。
妊娠超初期の頃の流産は、妊娠していることに気づく前なので、ただの月経だと思う方もいます。
人によっては、痛みも無く急に流産した、という方もいるので、油断は禁物ですね。
何か少しでもからだに違和感を感じたら、すぐに産婦人科を受診するようにしましょう。